港湾当局が「沿岸警備隊だが、そちらは船長か」と尋ねると、スケッティーノ船長は「はい、こんばんは」と話した。
さらに、港湾当局が「あなたの名前は?」と尋ねると、スケッティーノ船長は「船長のスケッティーノです」と応じた。
沿岸警備隊係官の問いかけに名前を答えるスケッティーノ船長だが、この時、スケッティーノ船長がいたのは、客船の中ではなく、近くに浮かんだ救命ボートだった。
港湾当局が「まだ100人が取り残されているのに、船を離れたのか」と尋ねると、スケッティーノ船長は「離れたのでなく、船が傾き、海に投げ出されたのです」と話した。
乗客の救助活動を行わずに、先に脱出したスケッティーノ船長に対し、係官は船に戻るよう指示した。
港湾当局は「聞いているのか、スケッティーノ。君は、自分の命は救えたかもしれないが、この代償は大きいぞ」と語った。
スケッティーノ船長は「係官、どうか…」と話したが、港湾当局は「どうか、じゃない。船に戻れ!」と語った。
再三の指示にもはっきり返事をしないスケッティーノ船長は、港湾当局が「もう、死者が出ているんだぞ、動け!」と語ったのに対し、「死者は何人ですか?」と話した。
船内の状況を全く把握していないスケッティーノ船長の言葉に、係官の怒りは頂点に達した。
港湾当局は「なんてこった、君がわたしに報告すべきことだろう」と話した。
スケッティーノ船長は「しかし暗闇で、わたしたちには何も見えない」と語った。
港湾当局は「君は、いったい何がしたいんだ。暗くなったから、家に帰りたいとでも?」と話した。
スケッティーノ船長は、ほかの救命ボートが邪魔で船に戻れないなどと釈明した。
スケッティーノ船長は「船に戻りたいのに、もう1隻の救命ボートのエンジンが停止していて流されています。救助を要請します」と話した。
港湾当局は「もう1時間前から、その話だ。早く船に戻れ!」と語った。
(Reblogged from petapeta)

Notes